ふれあい館 スタッフブログ

BLOG 「第22回くらしのうつりかわり展」を行います
12月
06


 1月5日(金)から、「第22回くらしのうつりかわり展」を行います。この展覧会は昭和時代の太宰府に焦点を当てて、昔の生活道具や人々のくらしの様子を紹介するものです。
   展示室では、学校の様子や電気のない生活風景、戦時中のくらしや電化製品などの道具を多数展示しています。隣の多目的ホールでは、井戸や座敷が登場!実際に触ることができます。昔の人々の知恵や工夫をぜひ体験してみてください。
   オープニングイベントとして、1月8日(月・祝)には「おやつ付き(無料)昔遊び大会」も開催!コマやフラフープなど昔の遊び道具を使うことができます。ふれあい館に昔懐かしい道具が勢揃いしますので、ぜひご家族でご来館ください。



     
▲展示風景
 

BLOG 「第48回筑紫美術協会展」が始まりました!
11月
24


   11月14日(火)から「第48回筑紫美術協会展」が始まりました。この展覧会は、旧筑紫郡に在住・在勤の筑紫美術協会会員による日本画・洋画・彫刻・工芸・書の作品43点を展示しています。
   また特別展示として、筑紫美術協会の初代会長で、太宰府ゆかりの木彫家・冨永朝堂の作品を16点展示。没後30年を迎える朝堂の生涯と合わせて紹介しています。
   会期中の11月25日(土)14時からは「クロマティックハーモニカ演奏会」を行います。美術作品を鑑賞しながら、クロマティックハーモニカの澄んだ音色に耳を傾けてみてはいかがでしょうか。皆さまのご来館お待ちしています。


BLOG 特集 太宰府ゆかりの木彫家・冨永朝堂
11月
24


   現在開催中の「第48回筑紫美術協会展」では、現会員による日本画・洋画・彫刻・工芸・書の作品を展示しているほか、協会の初代会長である太宰府ゆかりの木彫家・冨永朝堂の特別展示を行っています。
   今年没後30年を迎える朝堂は福岡市の生まれで、家は祖父の代から指物屋(家具製造販売業)を営んでいました。自身も優秀な職人になることを期待されていましたが、彫刻家を志していたため家族の反対を押し切って上京し、高村光雲の弟子・山崎朝雲に師事します。
   修業を終えたのち、朝堂は帝国美術院展覧会で特選を重ね、彫刻家として評価されていきますが、昭和19(1944)年に疎開のため太宰府へ移り、大宰府政庁跡の近くにアトリエ「吐月叢」を構えました。
   その後、筑紫美術協会の初代会長を務めるなど、太宰府の地域文化向上に大きく関わり、地域に根ざした彫刻家であった朝堂は、40年にわたって太宰府を制作の場としました。朝堂の作品は市内に点在しており、今でも見学することができます。
   今回の特別展示では朝堂の生涯を追いながら、山崎朝雲のもとに入門したころの作品から、死の直前に揮毫した辞世の歌が刻字された「絶筆」まで16点を展示しています。「木の中に棲む作家」と称された冨永朝堂の作品も合わせてご覧ください。